インタビュアー 木村 好男 (ひたちなか理容組合 組織部)

| 茨城県理容環衛同組による、ホームヘルパー2級の 講習会が企画されておりますが、 我々理容師がヘルパー 資格をとることに、どのような 意味があるのでしょうか? 今日は介護事業を行っております(有)ウェルフェアの 桜井 進 氏のご好意によりその辺のことを 勉強して いきたいと思います。 |
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| 本日はどうもありがとうございます。 早速ですが介護保険について勉強させてください、 よろしくお願いいたします。 |
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| @ | 介護保険が始まると、ヘルパー資格が無いと在宅の 調髪が出来なくなるのですか? |
| 氏 | ヘルパーの資格が無くても在宅で調髪は当然出来ます。 実費でのサービスであれば、 介護保険に関係なくできることです。 |
| A | 現在のままで在宅調髪が出来るのであれば、ヘルパー 資格をとる必要は無いのでしょうか? |
| 氏 | 介護保険のサービスのなかに「訪問介護」というのが あります。 人員・資格・設備等をクリアさせて県より指定を受けた 事業所のみが介護保険のサービス事業所として サービス提供を出来る事になります。 ご存知のように、介護保険の中のいろいろなサービスは、 介護認定を受けた利用者の自己負担金10%ですむわけです。 つまり、1時間の身体介護(オムツ交換、食事介助、整髪もこの 項目に入ります)を受けると公定価格で4,020円の10%の402円を対価として支払えばいいわけです。 (1時間30分で、584円) ケアマネージャーの立てたケアプランのなかに「整髪」を 組み入れてもらえばヘルパーに整髪をしてもらい 402〜584円で老人はさっぱり出来る事になります。 この場合、当然理容師さんの資格だけでは介護保険の 中でのサービス提供は出来ません。 あくまでもホームヘルパーの資格がなければなりません。 |
| B | ホームヘルパーの資格を取った理容師さんがそれを いかして行くのには、具体的にどのようなことをすれば いいのですか? |
| 氏 | まず「訪問介護事業所」にヘルパーとして 登録をして下さい。 それでなければ、せっかく取った資格をいかせる手段は ないと思います。 または、組合又は個人で「訪問介護事業所」の申請をし 事業所を立ち上げることです。 法人格を持っていることが原則です。 |
| C | (有)ウェルフェアさんでは、調髪もケアサービスとして 取り入れていく予定はあるのでしょうか? |
| 氏 | 介護保険のケアサービスは、まず介護認定を受けた利用者が、 介護支援専門員(ケアマネージャー:国より認定試験を受け 研修を受けて与えられた資格です)にケアプラン作成の依頼をし、 そのケアプランのなかに身体介護のひとつのサービスとして 「整髪」をとり入れてもらうことから始まります。 次にプランを立てたケアマネージャーが「介護事業所」に そのサービスが出来るかどうか打診をするわけです。 そこでいわゆる「商談成立」という事になります。 介護保険は民間の営利企業の参入で競争させて利用者に より良いサービスを受けてもらうというのが原則です。 サービス提供にプラスワンの発想を取りいれて 他社との差別化をはかり企業イメージをあげていくために、 当社では例えば、食事制限(塩分・カロリー等)をされた 利用者のために栄養師が献立を立て、それに基づきヘルパーが 調理をする(もちろん栄養師のフィーはサービスです)という プラン、通院の介助に「車椅子のついた軽ワゴン車」を 貸し出したりして特徴を出しているつもりです。 プロの理容師さんがヘルパーとして、介護保険のサービスの 中で整髪行為をしていただけたら、利用者さんにとっては、 とても満足していただけると思います。 (内容的にも、自己負担の少ない経済面においても) 私どもとしても歓迎したいと思います。 実現できるのなら、ケアマネージャーを通して利用者さんに PRしていきたいと思います。 介護保険について分かりずらいところ (用語・仕組み等について) がたくさんあるとおもいます。 遠慮なくご質問してください。 経費(受講料)と時間をかけてヘルパーの資格を取ることが 理容師さんにとって良いのか悪いのかは、 私にはわかりません。 それぞれの皆さんのご判断だと思います。 ただ、「訪問介護事業所」の経営者としては、前述のとおり 自社と他社の差別化のためすごく面白い話だなと思います。 また、無責任な発言と叱られるかもしれませんが、 介護保険には自治体ごとに「横だしサービス」という制度が あります。 自治体が予算の中で、介護に関する独自のサービスを 補助する制度です。 オムツ代の補助・介護慰労金・配食サービスなどです。 そこで、たとえば「理容組合」が自治体に働きかけて 「訪問理容」というものを自治体独自のサービスに 加えてもらうことが出来たとしたら、利用者は低料金で、 また理容師さんはヘルパーの資格を取る必要なく できるのかなと思います。 個人の力で働きかけるのは難しいですが組合の力で 実現可能になることも有ります。 (予算との兼ね合いも有り時間がないかもしれませんが・・・) |
| 本日はどうもありがとうございました。 我々理容業も、介護保険と無縁でないことがわかり大変勉強に 成りました。 桜井様どうもありがとうございました。 ひたちなか理容組合 注) なおこの記事に関する質問は hitachinaka@hair-saloon.net へ お願いいたします。 (有)ウェルフェアさんへの直接の質問はご遠慮ください。 ウェルフェアホームページ http://www5a.biglobe.ne.jp/~welfare/index.html |
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